新型コロナウイルスワクチンの4回目接種が月内にも始まるのを前に、自治体が接種券の発送を始めている。対象は60歳以上と基礎疾患のある18歳以上の人らに限定されるが、60歳未満の対象者への接種券の送り方は自治体によって異なり、注意が必要だ。
自治体は住民の基礎疾患の有無を把握するのが難しいため、60歳未満の対象者への接種券の発送は国が示す方法から選ぶ。基礎疾患があると事前に申請した住民に送るケースと、3回目から5カ月以上経った18歳以上の全住民に送るケースに大きく分かれる。
東京都国分寺市は、60歳以上は3回目接種から5カ月経過にあわせて自動的に発送するが、18~59歳については接種歴や、障害者や難病患者らの情報はあるものの、「今回の対象者全員を把握し切れていない」として「申請制」とした。申請は市のHPや郵送で受け付ける。都内では江東、港、大田、練馬区なども同様だ。大田区は、対象外の人が接種の予約をして混乱を招く可能性もあるとして申請制にした。接種には事前申請と予約が必須。担当者は「安心して打ってもらえるよう、リスク管理が重要」。練馬区も申請と予約が必要だという。
名古屋市は30日から4回目…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル